最終更新日:2026年06月15日
はじめに
本日は買い付けを提出する際にチェックしておくべき項目についてお話しします。
買い付け提出時は番手順を気にするあまりどうしても焦りがでてしまいます。しかしそこでチェック漏れがあると後に出口の想定が違っていた、というようなミスにつながります。そんなミスがないように事前にチェックすることをお勧めします。
⚡ 速攻要点整理
- 「○○の物件を検討しています。チェックリストを埋めたところ、物件の収支は概ねクリアですが、修繕履歴が未取得です。融資は事前審査の結果待ちの段階です。また、レントロールの賃料と概要書の数字に差があり、理由がまだ確認できていません。この状況で買付に進んでいいか、追加で確認すべき項目があるか相談したいです。」
- チェック結果を持って相談に行くと、面談の密度がまったく違います。
買付は「抜け漏れを潰した人」が前に進める
未確認が残ったまま進むのはリスクの放置です。「物件・融資・契約」の3カテゴリをYes/No/未確認で埋めてください。
申込前チェック──物件・融資・契約
物件チェックは収支計算・レントロール・契約書・修繕履歴・税明細・登記・数字整合(区分は管理規約・調査報告書も)。融資チェックは事前審査状況・金利と返済期間・CF余力。契約チェックは重説ドラフト・契約不適合責任・融資特約・引渡条件・境界確認です。

ここが曖昧なら止める──買付前の赤信号5項目
①根拠資料が出てこない、②数字が一致しない、③修繕が不明で追加確認にも応じない、④融資未確定なのに急かされる、⑤出口が根拠のない希望的観測だけ——これらが解消されないまま進むのは危険です。1つ該当しても必ず撤退ではありませんが、対応に誠意があるかどうかを判断軸にしてください。

チェック結果を持って相談へ
チェックリストで「未確認」になった項目がそのまま相談資料になります。概要書・レントロール・収支計算・融資状況・不明点メモを持参すれば、面談で不明点の優先順位・撤退ラインの設定・次に取るべき行動が具体的に整理できます。

チェックリストのダウンロード
この記事のチェック項目はPDF(印刷用)とExcel(入力用)でダウンロードできます。
現場目線
このように相談時に何が足りていないかチェック出来ているだけで、不動産業者、銀行との足並みが揃います。事前のチェックは、スムーズに規模拡大して行くためには重要な部分だと思います。
まとめ
レッドフラッグに該当する項目が解消されないまま進むのはリスクの放置です。チェック結果を面談に持ち込めば「何を聞くべきか分からない」という不安はなくなり、具体的な次のステップに進めます。
免責事項:本記事は情報提供を目的としており、投資・法的・税務助言ではありません。制度・税制・金利等は変更される場合があるため、最新情報は公的機関・専門家にご確認ください。
引用元
[1] みんなの不動産「不動産投資における買付証明書の書き方マニュアル」
[2] 東急リバブル「不動産デューデリジェンスとは?不動産の取引に欠かせない調査について解説」
[3] e-すまい「投資用不動産の重要事項説明で注意するべきポイントは?」
[4] 野村不動産ソリューションズ「レントロールとは?プロが教える見方、作り方、危ない物件の見分け方」
[5] SUUMO「重要事項証明書で事前に確認すべきポイント」
この記事は、櫻井洸太が執筆しています。建築・テレビ業界・営業の経験で得たフットワークの軽さを武器に、収益不動産のこれからをご提案していきます。
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